「中学の数学がまったくできないんだけど、どうしたらいいの?」
と困っているあなた。勉強が苦手で中学の数学が理解できない子は、闇雲に他の子と同じように勉強しても成績アップは難しいです。
今回の記事では「勉強が苦手な子でもテストで80点以上取れる勉強法」を紹介します。
もくじ
数学ができない中学生がまずやるべき4つの事
中学で数学がまったくできない子は、小学校でも算数の成績が悪かった確率が高いです。中学の数学では小学校で習った基礎ができている前提になっていますので、まず小学校で習ったことを一定レベルでできるようにならなければ話になりません。
中学での勉強と並行して、数学の基礎学習を進めていきましょう。中学生になった今では小学生の時に難しいと感じたことでも、割とかんたんに理解できるようになっています。
小学校レベルの算数が身についていない子は能力が足りないわけではなく、圧倒的に数字に触れた量が少ない事が原因です。
足し算引き算を完璧にする
まず、足し算引き算をできるようしましょう。「バカにするな」という声が返ってきそうですが、足し算引き算のスピードが遅すぎる子が多いです。
例えば「8+6」「13-7」などの計算の答えが、間髪入れずに瞬時に出てこないと計算力不足です。実際には少し頭で考えてしまっている人もいるのではないでしょうか。
基礎的な計算能力が低すぎると、中学の数学でも不都合があります。日々のちょっとした作業で計算スピードを上げて行きましょう。アプリを使うと飽きずに毎日計算をやっていけますのでぜひ利用してください。

この「ひよこ暗算」は、おもしろくもない足し算、引き算、かけ算、割り算を楽しく学習できる優れたアプリ。
計算というつまらない事でも、スマホやタブレットの画面を操作して効果音が出たりすると意外に長時間熱中してやれたりするのが不思議です。
九九を完璧に暗記する
九九は小学2年生で習得したはずですが、中学生でも数学が苦手な子は完璧に覚えていない場合があります。九九のうち一つか二つを間違えて覚えている事があるんです。
これもテストで点数が上がらない原因となりますので、完全にマスターするようにしましょう。自信のある子も過信せずに、間違えて覚えていないかをチェックするようにしてください。ここでもアプリがおすすめです。

分数の理解度をチェック
小学校で算数が苦手だった子は、高確率で分数から挫折が始まっているというデータがあります。分かっているつもりでも、実際には理解度が足りない子も多いです。
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この本は数字の苦手な子でも、難なく分数が理解できるようになる優れた問題集です。1ページに1問というスペース配分も、勉強の得意ではない子に配慮されています。
「距離・時間・速さ」の関係を覚える
中学になっても折に触れて「距離・時間・速さ」を使った文章題が出されます。それほど数学の苦手でない子でも完全にマスターしていない場合が多く、習得すると差が出る部分です。
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意外と理解しにくいのがこの「距離・時間・速さ」の関係。じっくり時間をかけて理解するのに最適なのがこの教材です。わかりやすく、それでいてポイントはきちんと抑えられていますので、中学生の学習にも向いています。
「できない子」が定期テストで85点を狙う学習方法
「できない子」は中学校の勉強と並行して、上記の小学校の算数の基本をマスターしていく必要があります。一度にやろうとせずに毎日少しづつで良いので習得を続けてください。
「勉強のできない子」に向いている中学校の勉強のやり方を解説していきます。
教科書は難しい
まず、中学校の数学の教科書というのは要点をまとめて書かれているものではないので、かなり分かりにくい教材となってしまっています。教室で授業を進めていくことを考慮したためか余計な文章が多く、「大切な部分はどこか」というのが一目では判別しにくくなっているのです。
文章を理解していく事が苦手な子にとっては、教科書だけを読んで内容を理解していくのは少し難易度が高くなっています。授業中に先生の話を聞いて理解しているのが理想なのですが、勉強の苦手な子は大抵は授業の内容を半分も理解していないのが実状です。
解説つき問題集を使え!
中学では教科書の他に問題集が配布されている学校が多いと思います。問題集には各ページごとに問題の前に解き方が解説されているケースが多いです。この最低限の容量で要点をまとめた解説が誰にでも大変分かりやすく、学習内容を理解するのにおすすめ。
「ただ漠然と何かが書かれている」という印象では、人はものを覚えにくいです。「これからこの問題を解くための解説」ならばより集中力を持って取り組む事ができるでしょう。教科書を見てもしっくりこない子は、まずは問題集から手を付けてみるのがおすすめです。
学校配布の問題集をきちんと解けるようにしておけば、定期テストで80点以上は確実に取る事ができます。
動画を使う
「問題集の解説を見てもどうしてそうなるのか分からない」と言う場合、ネットの動画解説を見ると良いでしょう。業界でもトップクラスの実力を持つ講師が授業を行っていますので、分かりやすさという面でもかなりレベルの高い動画となっています。
おすすめなのは「映像授業 Try IT(トライイット)」。youtubeで無料で視聴でき、中学数学の講義も分かりやすい実力派講師がそろっています。
おそらく多くの子にとって、学校の授業よりもこちらのほうが楽に内容が頭に入ってくるでしょう。
成果が出ない場合の対処
勉強で成果の出ないときは、やり方が間違えているというよりも「勉強時間が足りない」ケースがほとんどです。
他の同級生に遅れをとっている「勉強のできない子」が定期テストなどで良い点数を取るには、数学だけでも小学、中学の範囲を合わせて最低一日30分程度の勉強時間が必要でしょう。勉強の習慣がない子が毎日一定の時間を机に向かうのは、想定以上に難しいものです。
どうしても勉強をする気になれない人はこの記事で紹介するやり方を試してみてください。

まとめ
今回は「勉強が苦手な子でもテストで80点以上取れる勉強法」をお伝えしました。
勉強が苦手な子が成績を上げるには、とにかく「分かりやすい」方法を選ぶ必要があります。後はやり方よりも「勉強する気になれない」ことの方が問題になる場合が多く、勉強のやり方以上に「三日坊主にならないための工夫」が大切です。
ここでも紹介した「小さな習慣」は根気よく続ければ確実に効果のある方法ですので、ぜひ試してみてくださいね。