「とにかく中学の英語の勉強がまったくできない!」
「中学で英語をどう勉強していいかわからない!」
というあなた。
今回の記事では、軽い学習障害を持ってる子供(私の息子です)でも効果の出た勉強方法を紹介します。
もくじ
「勉強できない子」が英語の学習でやるべき3つの事

中学英語は数学や国語の読解のように頭を使う要素があまりなく、暗記を中心に学習していても十分に高得点をとることが可能な科目。
具体的には以下の3つのことをやるだけです。
単語を覚える
教科書本文を暗記する(日本語訳も覚える)
基本文を覚える
見てわかるように、とにかく「覚える」という事だけなんですね。
今まで中学英語でテストの結果が良くなかった人は、単純に「覚える量」が足りていないです。
深く考える事なく、淡々と単語・文章を覚えていきましょう。
「勉強できない子」の英語学習に必須の教材

ぜひそろえたい英語教材
何故か理由は分かりませんが、中学の教科書には本文の日本語訳が載っていません。
基本文の訳すらもないので、予習も復習もかなりやりにくいです。
学校の授業で訳文が分かりますのでノートを見たりすれば学習は可能ですが、成績の良くない子にとっては心細いもの。出版社から販売されている「教科書ガイド」には
- 「新出単語の訳」
- 「本文の訳」
- 「基本文の解説」
が掲載されていて至れり尽くせりの内容です。
教科書ガイドがあれば、授業を受けなくても大抵のことがわかります。
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各セクションの後には、理解度を試す問題もついていて力試しもできます。
英語の成績の悪い子が成績を伸ばすには、「教科書ガイド」の購入は必須と言ってもよいでしょう。
発音も同時に覚えよう
英単語を覚える時には発音も同時に習得する必要があります。
「教科書ガイド」には別売でCDが販売されていますので、購入して活用しましょう。
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このCDには教科書の新出単語と本文が入っています。まず最初にこれを繰り返し聞いて、発音を覚えるところから入りましょう。
間違えて覚えると、後で修正するのが大変な手間になりますので。
東京書籍以外の各社のCDも販売されていますので、アマゾンなどで「出版社名 英語 CD ガイド」で検索してみてください。
まず、英語の学習では「きちんと訳文と発音がわかる教材」がないとどうしようもありません
少し出費はかさみますが、本気で英語の成績をアップさせたいのならぜひそろえましょう。
「勉強できない子向き」の英語学習の流れ
「勉強できない子」が英語の成績をアップさせるためには、どれくらいの英語力を身に付ければ良いのでしょうか。
最終的な目標は教科書本文の英文をすらすら書けるようになり、その日本語訳も分かるようになることです。
少しハードルが高いように感じるかもしれませんが、毎日地道に取り組んでいけば記憶力に優れていない子にとっても決して不可能な事ではありません。
効率の良い学習の順序は次の通りです。
- 単語を覚える(CDを聞きながら)
- 基本文を覚える
- 本文(日本語訳も)を暗記する(CDを聞きながら)
- 学校配布の問題集を完璧にする
英文を覚えるには発音と単語の意味を覚えていないと難しいので、覚える順番は
「単語(発音・意味)」→「英文」の順になります。
一通り覚えたとしても、その後徐々に忘れていきますので定期的にチェックをするようにしましょう。
1 まず「単語を覚える」
最初はとにかく教科書に出てくる単語を覚えましょう。
単語を覚えていないのにテストで点数を取る事は不可能です。基本的には日本語訳を中心に覚えます。
初めのうちはCDで発音を聞きながら覚えましょう。
スペルは動詞や形容詞は覚えたほうがいいですが、人名などは単語テストにもほぼ出ないのでスペルは覚える必要はありません。
最初からスペルを完璧に覚えようとすると挫折するので、多少は妥協してもよいでしょう。
スペリングテストではあらかじめ出題範囲が指定されるので、それは全部覚える必要があります。
まず、単語の日本語訳を完全に覚えることから始めましょう。
最初は「英語に慣れる」くらいの気持ちでやっていくほうが挫折しません。
2 基本文を覚える
教科書の各ページには「基本文」が設定されていて、テストでもここが重点的に出題されます。
文法や単語の活用形などをきちんと覚えましょう。
3 教科書本文を覚える
定番の英語の勉強法として「教科書を丸暗記せよ」というのがあります。
テスト範囲内の基本文や熟語が全部入っている本文を暗記していくのは、きわめて効率的な勉強法です。
英語のテストでは英文の「穴埋め」や「並べ替え」の出題方式が多いもの。
それも、教科書本文を丸暗記していれば問題なく対処できます。
4 学校配布の問題集を完璧にする
学校からは教科書とは別に問題集が配られます。
テストではこの問題集と類似の問題が出る傾向にありますので、完璧に答えられるようにしておいてください。
学校配布の問題集は「新出単語」「基本文」「教科書本文」を覚えていれば、ほぼ正解できるはず。
とりあえず一通りやってみて、間違えたところを確認して確実に覚えるようにしましょう。問題集をマスターしておけばテストでも高得点が出せます。
単語を覚えにくいときは
英語は外国語ですから馴染みのない単語も多く、記憶力の良くない子は覚えるのに苦痛を感じるかもしれません。
そういう時は、文章から先に覚えてみるのも一つの方法です。
「purpose(目的)」を例に説明します。
いきなり「purpose」を「目的」と覚えるのは、今までこの単語を知らなかった人にとっては少し面倒です。
新出単語は必ず本文にも出ていますので、
「What’s the purpose of your visit?(訪問の目的は何ですか)」
というふうに文章で覚えるようにすると、少し覚えやすくなるでしょう。
「単語→文章」という流れを逆にして、文章から覚えるようにするということです。
こちらのほうが効果的という人もたくさんいますので、単語暗記が苦手な人は試してみてください。
どうしても結果が出ない時には
上記の方法を試してみても成果が上がらないとき…
その原因は「勉強時間の不足」です。
テスト範囲を自分が納得できるまで学習できましたか?
「勉強の習慣のない子」が「日常的に勉強ができるようになる」のは想像以上に難しいものです。
「絶対に成績を上げるぞ!」と一念発起した時の熱い情熱は、時間が経つにつれて薄れていきます。
勉強しない日も増えてしまっているのではありませんか?

「勉強の習慣のない子」が勉強の習慣をつけるのには工夫が必要です。
モチベーションだけでは数日で元に戻ってしまいます。
私が息子に勉強の習慣を付けさせるのに成功したのは、「小さな習慣」を実行させたからでした。
どうしても勉強をする気が起こらない人は、ぜひ試してみてください。
もう少しレベルを上げたいときは
今まで紹介した方法できちんと学習していけば、「勉強のできない子」でも十分に高成績を収めることができるでしょう。
高校受験を見越してもう少し得点を上げたい場合は、英語の基礎力をアップさせていく必要があります。
難しいことに取り組むのではなく、基礎を確実にマスターしていくのが「勉強の得意ではない子」の成績上昇の秘訣です。
教科書ガイドの他にもあると便利な「成績アップに効果的な教材」を2つ紹介します。
中学英語の「基本の文型」をマスター
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「中学英語で習う基本の文型99」が掲載されています。この本の英文をマスターしていれば中学英語の問題は解けるはずです。
1つの英文につき2ページで解説する構成。イラストがついていて意味をイメージしやすく、「注意するポイント」なども書かれているのがこの本の秀逸なところ。
本当にシンプルで分かりやすく覚えやすい構成ですが、大切な部分はきっちりと押さえてああります。
習った文型も数ヵ月経つと忘れていってしまうもの。
「過去に習った文型の定期的なチェック」を行うのに最適な構成です。
これから英語の成績を伸ばしたい子はぜひ入手しましょう。
中学英語「英文法」の構造を覚える
英文法を形式から覚えていく本です。
中学英語では教科書に出てくる基本文をマスターしていくだけでも、十分に良い点数を取れます。
それにくわえて「英文法のルール」や「基本構造」を覚えておけば、あらゆる場面で応用がききます。テストに強くなるのです。
例えば、英文の穴埋めや並べ替えの問題を解くときには、英文の構造を知っていることはかなりのアドバンテージになるのです。
本書は東大生が「まったく英語を知らない人」に向けて書いた、超わかりやすい中学英文法の解説本です。
- 英語が得意になる7つの習慣
- 中学英語の全体像
- 英文の「幹」ってなんだ?
- 英文の「飾り」ってなんだ?
- その他の英文法
全然英語の知識がない人でも「まったく引っかからずに理解できるようになっている」のが本書の優れたところ。
英文の構造を理解すれば、確実に一段上のレベルの成績になるでしょう。
まとめ
今回は「英語が苦手な子どもでも高得点をとれる勉強法」を紹介しました。
中学英語は前半は暗記だけで90点はとれます。
後半は文章の理解が必要になってくるので、文法をしっかり身に付けていきましょう。